入社3年目の中村は、入社からの3年間に明確な目標を立てていた。それは2年目にチームリーダーとなり、3年目にグループマネジャーになるというもの。そして中村はその目標を見事に達成している。中村は何故3年目でグループマネジャーになれたのか。そして彼は何故そのような目標を立てたのか。

3年間、本気で取り組むためにマネジャーになることを目標に

今は、飲食領域の営業グループでマネジャーをしています。グループのメンバーは約70人。メンバーが、できなかったことができるようになったり、入社から半年で表彰されるようになったりと、成長していく姿を見るのがやりがいになっています。

私のグループは、関東エリアの新人のみなさんが配属されます。新人のみなさんはここで経験を積んでから、各部署に飛び出していく。彼らがここで身につけた考え方、ビジネスマナーなど全てがリクルートライフスタイルの人の振る舞いとして判断されてしまうんです。新人育成は、大きな責任がある仕事。同時に、リクルートライフスタイルの文化を創る仕事でもあるのでやりがいがありますし、ワクワク、楽しく働けていますね。

入社して最初のグループマネジャーに言われた言葉が「1日1日の差は小さいけれど、3年間積み重なると取り返しが付かない差になる。入社したての3年間は本気でやった方がいい」というものでした。

その言葉を聞いて、社会人としては駆け出しの状態ではありましたが、とにかく本気でやろうと心に決めました。どんな仕事があるか詳しくはわからなかったので、わかりやすい目標として、2年目にチームリーダー、3年目にグループマネジャーになることを掲げました。今は、グループマネジャーとして日々やりがいを感じながら仕事をしています。

自らを成長させるために意識した3つのポイント

成長のために意識したことが3つあります。1つ目は当たり前のことを当たり前に、徹底的にやること。当たり前のことを当たり前にやるだけでは普通ですが、普通なままでは絶対に目標は達成できません。ハードルを上げて、「徹底的に」やることを意識しました。

2つ目は、自分で決めたことは必ずやりきること。人間は、妥協する生き物です。「明日は早く起きる」という目標すら守れないことが多い。自分で決めたことは、どんな些細なことでも必ずやるように。できないことは最初から決めないようにしたんです。

この2つは、成果を出している人たちを観察して、参考にしました。入社1年目に営業成績の表彰を受けている人の顔ぶれを見た際に、成果を出している人は決めたことをやり抜いていて、それぞれ設定しているハードルがとても高いことがわかったからです。

3つ目は、学んだことを理解しただけで終わりにしないこと。学んだことを自分の言葉で語れるようにし、実践へとつなげていきました。

1年目のとき、社内報でデービッド・コルブの「経験学習モデル」の話が当時の社長から紹介されていたんです。「経験→省察→概念化→実践」という4段階の学習サイクルからなる理論なのですが、これを知り、自分も経験したことはしっかりと自分の言葉で語れるようにすべきだと考えるようになりました。

適切な目標を設定することは難しいですが、感覚として50%の可能性で達成できそう、くらいの目標設定が最適だと思います。達成の可能性を上げていくために、努力と試行錯誤を重ねていくことが大事ですね。


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リーダーとしてメンバーを率いる上で大切にしていること

大阪でリーダーを務めていた際は、チームメンバーが20名でした。入社1年目は、自分の成果だけで一喜一憂できていたのですが、チームリーダーとなってからはチーム全員の積み重ねが私の成果。メンバーが仕事に取り組むプロセスを見ながら、一緒に共感し、喜びを共有できるようになったのはリーダーになってからだったので、大人になったなと思いましたね(笑)。

チームに所属するメンバーを不幸にするか、幸せにするかはリーダー次第。大阪にいたとき、当時の部長から「メンバーに通過されるリーダーではなく、機会となるリーダーになれ。1つの会社の社長だと思ってやれ」と言われました。

それ以前は、協働と言われても自分の中での抽象度が高かったんです。それが部長からの言葉をもらってから、理解のレイヤーが上がり、協働に対する解像度が上がりました。自分の言動が、誰かを不幸にも幸せにもする。そのことに気づいて以来、業務や商材、マーケットに対する責任感も強くなりました。

若いマネジャーでもやりにくさは一切ない

マネジャーとして活動する環境としては本当に恵まれていると思います。部長も、他のマネジャーも優秀かつ、経験が豊富なので、あらかじめ躓きそうなポイントを教えていただきました。自分が気になることがあったときに、アドバイスをもらえる方が周囲に存在していたのはよかったですね。

若いからといって、やりにくさを感じることもありません。マネジャーもあくまで役割でしかなく、それぞれの役割に担当すべきフィールドがある。目標やビジョンは他の人と共有しながら、それぞれが役割を果たそうとしているのでやりにくさを感じた瞬間はありませんね。会社には、目の前のことに愚直に取り組む風土もあるので、それも影響しているのだと思います。

入社したときに設定した目標は無事達成することができました。自分と関わる人がどんな思いで、どんな仕事をしているかが見えてきました。事業に対する関わり方が鮮明になった分、介在価値をどう発揮するかを考えている段階です。これからは、事業に対する自分の介在価値から考えて目標を設定し、さらに深い成長をしていきたいなと思います。


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